都立霊園には「施設変更制度」を使って、この先無料で供養をしてもらえることはご存じですか?
代々続くお墓があるというのは良いことですが、維持費や修繕費などでお金がかかり、お手入れもしないといけないので様々な手間がかかるのも事実です。
とはいえどうしたら良いのかもよくわからないし手続きするのも大変そうだし…と、そのままでいる方も多いのではないかと思います。
このページでは、都立霊園における施設変更制度について、墓じまいをするメリットについて解説していこうと思います。
施設変更制度とは?
施設変更制度とは、”現在使っている墓所を返還して、納められている遺骨を合葬埋蔵施設に共同埋蔵する”という制度です。
墓所を返還するための”墓じまい”とそのメリット
墓じまいとは、お墓を解体して撤去した後に、別の方法で御遺骨を供養することです。
メリットとしては、お墓の維持管理をする心身の負担がなくなります。また、後継者の負担も軽減できます。特に、遠方に住んでいて頻繁に訪れるのが難しい場合などは、負担軽減を目的に墓じまいを考える方が多いようです。
都立霊園の合葬埋蔵施設はどこにある?
都立霊園は、八柱、谷中、青山、小平、多磨、雑司ヶ谷、染井、八王子の8か所があり、その中の八柱霊園、小平霊園、多磨霊園に合葬埋蔵施設があります。
合葬埋蔵施設とは、家ごとのお墓ではなく、1つの大きなお墓に多くの遺骨を共同埋蔵するお墓です。
施設変更制度への申し込み期間と条件
この制度に申し込みできるのは年3回。7月、10月、12月です。
それ以外の月はできないのでご注意下さい。
条件としては、都立霊園に墓所を持っていること。
基本的には、民間霊園や納骨堂からの改葬はできません。
合葬埋蔵施設は無料で利用できる
合葬埋蔵施設は、何柱でも料金はかかりません。
一般的に料金が安いと言われている永代供養(合祀墓)でも一柱30,000円程度はするので、維持費はかなり抑えられるようになります。
改葬するのにかかる費用は、書類の郵送代(切手代)と事務手数料400円のみです。
ただし、墓じまいをするにあたって墓石の撤去費用はかかりますのでご注意を。
墓じまいから施設変更までの流れ
- 施設変更の書類を取得
- 墓石を撤去してもらう石材店を決める
- 施設変更の申請
- 合葬埋葬施設許可証交付
- 合葬埋葬施設の納骨予約
- 改葬手続き(改葬許可申請書作成)
- 改葬手続き(改葬許可証交付)
- 合葬埋葬施設に納骨
- 閉眼供養(魂抜き)
- 墓じまい工事
各霊園ごとに詳しく解説しておりますので、以下のページをご覧ください。
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お墓のミキワは、施設変更の申請代行もしてくれます。
他にも納骨代行や改葬代行、もちろん彫刻や新規建立等にも対応しています。
ミキワの都立霊園における納骨代行・彫刻についての詳しいページは以下からご覧ください。
少しでも気になるようでしたら、まずは公式HPをご覧ください。
相談のみも受け付けているそうなので、電話相談してみるのも良いかもしれません。
お墓のことは、お墓のプロに相談するのが一番です。
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